はじめまして!
音楽活動をしている、「ノアレター」と申します。
ブログに訪れていただき、ありがとうございます。
このブログでは、音楽を中心に、日々の中で見つけた小さな気づきや大切な瞬間を綴っていきます。
ピアノや作曲のこと、創作を通じて感じたこと、そして日常を彩るささやかな出来事。
そんな「音と日常の手紙」を届けるような気持ちで書いていきたいと思っています。
このブログを読んだことで、皆さんの気持ちが少しでも軽くなっていただけたら嬉しいです。
どうぞ、ゆっくりと楽しんでいってください。
まずは初投稿ということで、簡単な自己紹介をしていきます。
↓Xもやってます
サラリーマンとしての5年間と、退職までの道のり
サラリーマンとしての5年間
私はこれまで、サラリーマンとして約5年間を過ごしてきました。
朝の満員電車に揺られ、オフィスに向かい、上司から言われたことをこなし、夜遅く帰宅して寝る。
そうした生活が延々と続くことに疑問を持ちながらも、「みんながやっているのだから、自分もやらなけ
ればならない」と思い込んでいたのです。
しかし、そこで経験したのは想像以上に苦しいものでした。
上司からのモラハラや高圧的な態度。
一方的に責め立てられる会議。
成果が出ても褒められることはなく、失敗すれば必要以上に叱責される。
さらに毎日の通勤は、心と体を確実にすり減らしていきました。
人混みのなかで押し潰されそうになりながら会社へ向かい、同じ景色を眺め、同じことを繰り返す。
その繰り返しが、次第に「自分の人生はこのままでいいのだろうか」という疑問へと
変わっていきましたが、行動を起こす余裕もなく、ただ仕事をこなす毎日を過ごしていました。
少しずつすり減っていく精神
最初のうちは「社会人なんてこんなものだ」と自分に言い聞かせていました。
実際、周りの同僚たちは平然と働いているように見えたからです。
しかし私にとっては、その「当たり前」とされる日常が心をむしばんでいく要因でした。
一日を終えるたびに精神がすり減り、休日になっても心が休まらない。
次の月曜日が来るのが怖い。そんな感覚が常に付きまとっていました。
それでも、「今日を耐えれば…」という思いで自分を奮い立たせ、なんとか生活を続けていました。
ただ、その無理は長くは続きませんでした。
体に現れたサイン
あるときから、体に小さなサインが出始めました。
最初は軽い頭痛や腹痛。「疲れているだけだろう」と思い、薬を飲んでやり過ごしていました。
ところが症状はどんどん悪化し、特に腹痛は家から出られないほどの強さになっていきました。
電車に乗ることが怖くなり、朝になると強烈な腹痛で動けなくなる。
そんな日が増えていき、ついには「会社に行けない」という状態にまでなったのです。
私は他人よりもストレスを溜め込みやすい性格だったようで、
その積み重ねが体に悪影響を及ぼしていたのだと、後になって気づきました。
命に関わる症状ではありませんでしたが、「このままでは長く働き続けられない」と悟った瞬間でした。
退職の決断
結局、私はサラリーマンとして働き続けることが難しくなり、会社に退職届を提出しました。
会社からは「あと3か月はいてほしい」と言われ、その期間を過ごしたのち、正式に退職となりました。
(この記事を書いている時は、あと2か月で退職)
退職を決意した瞬間、まず感じたのは大きな絶望でした。
「終わった……」という言葉が頭に浮かび、これまで積み上げてきたものが一瞬で崩れ去ったように思え
たのです。
同時に「会社に行かなくてもいい」という解放感もありました。
しかしそれは束の間で、すぐに「これからどうやって生活していけばいいのだろう」という大きな不安
が押し寄せてきました。
生活費はどうするのか。
生活保護という選択肢もあるのではないか。
もしそうなったら世間体は?結婚は?将来は?
頭の中で考えがぐちゃぐちゃになり、最終的には「自分が生きている意味がわからない」というところ
まで追い込まれてしまいました。
立ち止まって考えたこと
そんな混乱の中で、一度立ち止まりました。
「自分には何があるんだろう」
「自分は何が好きで、何をしたいんだろう」
改めて考えてみると、真っ先に浮かんできたのが
音楽 でした。
幼い頃から音楽を本格的に学んできたわけではありません。
けれど、私はずっと音楽が大好きで、辛いときはいつも音楽に救われてきました。
通勤途中に聴く音楽が唯一の癒しであり、心の拠りどころでした。
「そうだ、自分には音楽がある」
そのことに気づいたとき、不思議と心が軽くなりました。
音楽さえあれば生きていける。そう確信できたのです。
作曲を学ぶ決意
以前から趣味として遊び程度に作曲をしていたこともあり、
「これを本格的に学んでみよう」と決心しました。
すると、不思議なことに、日常が少しずつ色づき始めたのです。
ピアノに触れる時間、楽譜と向き合う時間、音を重ねていく時間。
それらが自分にとって「生きる意味」になっていきました。
もちろん、音楽で食べていけるとは考えていません。
あくまで趣味の延長線として、自分のペースで楽しみながら関わっていくつもりです。
ですが、「好きなものがある」というだけで人生の見え方がこんなにも変わるのか、と驚いています。
これからの私
退職によって一度はすべてを失ったように思いましたが、
実際には大切なものを見つけるきっかけになりました。
これからは、音楽や文章を通して「自分の生き方」を形にしていきたいと思っています。
同じようにサラリーマン生活で苦しんでいる人や、心や体を壊してしまった人に対して、
少しでも共感や希望を届けられれば嬉しいです。
終わりに
私の経歴は、華やかなものではありません。
むしろ「挫折」の連続でした。
けれど、その中で音楽というかけがえのない存在に気づき、再び前を向けるようになりました。
このブログでは、そんな日常や音楽活動について発信していきます。
もし同じように悩みを抱えている方がいたら、私の経験が小さな励ましになれば幸いです。